増える豪雨災害と線状降水帯
近年、日本各地で線状降水帯による集中豪雨が頻発しています。数時間にわたり同じ地域に雨雲が停滞し、短時間で平年の数か月分の雨が降るケースも珍しくありません。河川の氾濫や土砂災害に加え、住宅への浸水被害も急増しています。特に、家の「顔」ともいえる玄関、掃き出し窓は雨水が集中しやすく、防水性能が不十分だと、家全体の安全性を脅かしかねません。

玄関ドアが受ける雨の影響
玄関ドアは外壁のように屋根や庇で守られていない場合も多く、台風や豪雨時には雨風の直撃を受けます。その結果、以下のようなリスクが生じます。
-
ドア枠や下部からの雨水浸入
-
ドア内部の木材や断熱材の劣化
-
カビや腐食によるドアの性能低下
-
室内床材への浸水ダメージ

雨で浸水というと屋根からの雨漏りをイメージしがちですが、実際には玄関ドア・掃き出し窓からの浸水する被害が少なくありません。
玄関・掃き出し窓からの浸水を防ごう!
ブルーシートと土嚢(水嚢)を活用すれば玄関や掃き出し窓からの浸水をある程度は防ぐことが可能です!土嚢は土を使用するので予め準備しておくことが必要で場所もとりますが、最近は便利な水嚢が販売されています。水嚢と厚手のブルーシートを活用して、万が一の水害に備えましょう。
防水性能の高い玄関ドアの特徴
現代の玄関ドアには、豪雨を想定した防水対策が施されています。たとえば三協アルミの「プロノーバ2」は、暴風雨や台風から住まいを守るレジリエンス機能を追求。床上浸水を想定した玄関ドア下端から200mmにおいて、業界初の浸水防止性能Ws-3等級相当を確保しています。柔らかくドアに密着するタイト材が、大雨や河川の氾濫に伴う建物内部への浸水被害を抑制します。また、急激なドアの開きによる衝突を防止するバックチェック機能付ドアクローザや、最大瞬間風速57m/秒(自動車が横転したり、樹木や電柱が倒れるほどの風)に耐える耐風圧性能S-4等級など、住まいを守るレジリエンス機能を追求しているようです。

これらの工夫によって、台風の横殴りの雨や線状降水帯による豪雨にも耐えられる設計になっています。
メンテナンスと点検の重要性
どんなに高性能なドアでも、長年使用する中でパッキンが劣化したり、しきい部分に泥やゴミが詰まったりすると防水効果は低下します。年に1〜2回は以下を点検することをおすすめします。
-
パッキンのひび割れや硬化
-
しきい部分の排水経路の清掃
-
ドア表面の塗装剥がれや腐食
ちょっとした手入れで、防水性能を長持ちさせることができます。
まとめ
線状降水帯や台風による豪雨は、もはや「想定外」ではなく「毎年起こり得る自然現象」となりました。先述した水嚢とブルーシートの準備は皆さんに推奨したいです。水害以外にもきっと役立つこと間違いなしです。
新築やリフォームを検討されている方は、玄関のデザイン性だけでなく「防水性能」に注目してドアを選ぶことが、これからの時代の必須条件といえるでしょう。家族の安全を守るためには、玄関ドアの防水性能を軽視することはできません。

