玄関ドアの上に設置される「ランマ=欄間」。昔ながらの家にはよく見られる要素ですが、最近では見かける機会が少なくなってきました。古い玄関ドアを交換する際、「ランマは必要なのか?」「付けるメリットはあるのか?」「ランマのデメリット??」と迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、玄関の高さとランマの関係を中心に、役割や最近の傾向をご紹介します。

ランマとは?
ランマとは、玄関ドアの上部に取り付けられた小窓やパネル部分を指します。古い住宅では、玄関の高さを確保しながら採光や通風を得るために設置されていました。特に昭和から平成初期に建てられた戸建てではランマはごく一般的な仕様でした。
高さとランマの関係
リフォーム用の玄関ドアでは、およそ240cm以上の高さがある玄関の場合、ランマ付き仕様が必須になります。
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開口高さ〜240cm → ランマ不要でドアをそのまま設置することが可能
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開口高さ240cm以上 → ランマで調整が必要。ランマの高さは調整できる。
昔は採光、今はデザインと調整
昔の役割:採光のため
以前は玄関に自然光を取り込む目的でランマが設置されることが多くありました。外からの光が差し込み、昼間は照明を点けなくても明るい玄関を実現できたのです。
現在の傾向:採光は壁の窓で
最近の住宅は、玄関ドアの横や近くの壁に「縦長の窓」や「スリット窓」を設けるケースが増えました。親ドアに縦スリットのガラスが入っていることも多く、ランマで採光を取る必要性が減り、ランマ付きドアは少なくなっています。
デザインとしてのランマ
現在では出来るだけランマをなくし、高さのあるドアを設置する方が多くなっています。高さのあるドアは堂々として見え、ランマがないことでスッキリとした上質な印象になります。また、開口が240cm以上と高い家では必然的にランマ付きになる…という流れです。
ランマ付き玄関ドアのメリット・デメリット
メリット
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240cm以上の高い玄関開口にも対応できる
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採光タイプのランマを選べば玄関が明るくなる
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上部がガラスになることで圧迫感を減らせる
デメリット
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デザイン的に「古い印象」を与えることがある
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掃除がしにくい場所になる
まとめ
「ランマ」はかつては採光のために必須でしたが、現代の住宅では高さ調整が主目的になっています。
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240cm以上の開口 → ランマ必須
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〜240cmの開口 → ランマなしドアを選びやすい
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採光目的 → 玄関横の窓、もしくは親ドアのガラスからの採光が主流
リフォームで玄関ドアを検討する際は、単純に「ランマを残すか外すか」ではなく、開口寸法・デザイン・採光方法をトータルで考えることが大切です。
